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生まれた時に性別を判断するための生殖器の有無を一次性徴、そして成長過程で表れる性の特徴を二次性徴といいます。

親は子どもの体が変化してから話をするのではなく、突然やってくる月経精通については気軽に話ができるように、日頃からよい親子関係を築いておくことが大切です。

初めて来た時には親に伝えてほしい」と前もって話しておいてください。
その時が子どもとのコミュニケーションのきっかけにもなります。

二次性徴は誰にでも起こることで、とても大事なこと。一人一人それぞれ違って個人差が大きく、他人と比べるものではない素晴らしい個性。」ということを伝えてください。

そして、悩みや不安を他人のせいにせず、自分で受け止めて乗り越えていけるように、「お父さん、お母さん、先生も、みんな悩みながら大人になったこと。」や「自分や友だちの変化に悩むのは当然で、解決できないような時は家族や信頼できる人に相談してね。」ということも話してあげるとよいと思います。

自尊感情を高めて自分らしく生きていけるように、親としてわが子の思春期をどのようにサポートしていくかを考えてみましょう。

【drop雑誌(令和3年1月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 二次性徴とは、子どもの成長過程で表れる性の特徴をいいます。
  • 二次性徴が表れると、子どもは悩みを抱え不安にかられます。
  • お子さんの二次性徴に備えて、日頃から親に相談しやすい親子関係を築いておきましょう。
  • あらかじめ(または必要に応じて)、下記のような内容をお子さんに伝えると良いでしょう。
    • 月経や精通などの二次性徴に気づいたら、恥ずかしがらずに親に伝えてね。
    • 二次性徴は誰にでも起こることで、とても大事なこと。
    • あたたは、他人と比べられない素晴らしい個性をもっているよ。
    • お父さん・お母さんも、みんな悩みながら大人になったんだよ。
    • 悩むのは当然なので、家族や信頼できる人に気軽に相談してね。
  • また、親として「我が子の思春期をどのようにサポートするか」を具体的に考えておくことはとても大切です。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、新米mamaへ育児のコツ・アドバイスをお届けします♪