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今回は「相談された人は、どんな対処をすればよいか」について、考えてみました。

私の子どもの頃は、他人に相談して助けを求めるのは、恥だとか弱いダメな人間だと言われて育ってきたような気がします。

しかし、大人になってきた過程で、他人の考えを聞くことは、いろいろな観点からの意見や対応策があることに気付き、視野が広がってきたような気がします。

思春期の子どもにとって、誰かに相談することは、想像力が育ち自分に自信が持てるようになり自立していくと思います。

大人の多くの人が「相談されたら嬉しい」、「少しでも役に立てたらいい」と思っているそうです。

第二次成長期。思春期は心身の悩み。現代社会の多くの問題。そして思春期における特有の悩み、特に性的問題などと大変な時期です。

悩みや苦しみは様々です。
その内容によっては、相談する人は違っていいのです。

相談された人は、下記のポイントに気を配ってください。

  1. 悩みの問題点とどのように解決したいと思っているのか、しっかりと聞き明確化する。自分の考えを押し付けないこと。
  2. 参考になる情報や資料を調べ、知識を集める。
  3. 解決策を一案だけでなく、二案ほど提案する。それぞれの長所短所を考えながら、一緒に検討する。
  4. 内容によっては、その専門とする人やスクールカウンセラー、担任教師、支援センター、団体、親などに相談、連携、依頼等の方法をとることも検討する。

悩みをしっかりと受け止め、支援してくれる人がいるということは、安心、心の安定につながります。
子どもだけでなく、大人も勇気を持って相談することは大切です。

【drop雑誌(令和7年7月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • あなたが、子どもから悩みを相談された場合、本文中の4点(オレンジ色の点線枠内)に注意を払い、優しく相談に乗ってあげましょう。
  • 子どもにとって、悩みをしっかりと受け止め、支援してくれる人がいるということは、安心ひいては心の安定につながります。
  • 第二次成長期・思春期は、子どもが急激に心身の悩みを抱える大変な時期です。
  • 子どもは誰かに悩みを相談することで、想像力と自立心が育ち自分に自信が持てるようになります。
  • いろいろな人の意見を聞くことで視野が広がります。大人も悩みがあったら勇気を持って相談してみましょう。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪