油分の多い食品や冷たい飲み物、ストレスなどが原因で母乳の出が悪くなることがあります。
そこで、「あれ?詰まりそう?」という時の対処法です。
まずは医師に相談するのがよいですが、ご自分でも下記のような対策ができるので、ぜひお試しください。
葛根湯(かっこんとう)や血行をよくする飲み物を摂取したり、便秘予防の野菜食を摂ります。
また、ゆっくりお風呂につかったり、大の字で寝たりすることが効果的です。
キャベツ湿布(キャベツの葉を加熱して柔らかくし、冷ましたもの)を数日交換しながら貼ると、しこりが柔らかくなることもあります。
肩甲骨(けんこうこつ)周りのマッサージや外気を吸って、心身のリフレッシュを図ることも大切です。
そして、一番効果が期待できる対策をお伝えしますね。
それは、赤ちゃんが泣いたりぐずったりした時に、おしゃぶりがわりに短時間でもおっぱいを吸ってもらうことです。
1日に10~13回、あまり間隔をあけずに吸わせることで、おっぱいが柔らかくなり、直母(ちょくぼ)によって詰まりをとってくれるホルモンを発することができます。
それでもなかなか改善しない場合は、助産師の乳房マッサージを受けてみましょう。
乳腺炎(にゅうせんえん)や白斑(はくはん…乳汁が乳管で固まって触れただけで痛みを感じる病気)予防につながりますよ。
お気軽にご相談くださいね。
【drop雑誌(令和2年4月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- おっぱいが詰まったり(詰まりそうなとき)は自分で対策できる
- 油分の多い食べ物や冷たい飲み物を控え血行をよくする飲み物や野菜食をとる
- 心身をリフレッシュし、ストレスをためないようにする
- 赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうのもかなり効果的
- 思うように改善しないときは、気軽に助産師に相談するのが病気の早期予防になる