ある方からお手紙をいただきました。
「5歳の子供が『僕は赤ちゃんが産めるの?赤ちゃんはどこから生まれるの?』などを聞きたい・知りたいという感じで、いろいろ質問してきます。どのように伝えたらよいか困っています。」という内容でした。
性を語ることは、「いやらしいこと」「恥ずかしいこと」と思っている親御さんはまだまだ多いと思います。
こうした子どもの質問に対して、お母さん・お父さんは、はぐらかさずに真実を爽やかに話してあげればよいと思います。
そのためには、親自身が正しい知識をできるだけ持つことが必要だと思います。
いのち・からだ・性は生きていく上で一生続くテーマです。
それを学ぶには、早ければ早いほど素直に受け入れることができるので、3~10歳頃に行っていくのがよいと考えます。
いのちや性について学ぶことで、自分のことが好きになり、相手を大切にする心が育まれます。
そしてそれは、よりよく生きていくための原点です。
子どもの質問に親はどう関わっていったらよいか、助産師の立場からこれから何回かに渡り、このコラムでお伝えしていきたいと思っています。
参考になればうれしいです。
【drop雑誌(令和2年5月号)・会津助産師の家 おひさま】より
今回のまとめ
- 子どもに性について聞かれたら真実を話してあげましょう
- はぐらかさずに爽やかに話すことがコツ
- いのち・からだ・性の学習は3~10歳頃行うのがよいでしょう
- いのちや性の学習は、子どもがよりよく生きていくための原点です
- 以上について今後も助産師の立場からお伝えしていきます