「わたしはどこから生まれたの?」。
これは、子どもが成長過程で問うことのひとつです。
赤ちゃんがどこから出てくるのか?不思議なのですね。
川から拾ってきたとか、店で買ってきたとか・・・いい加減に答えてはいけません。
親子関係を築く機会ですので、正確に爽やかに伝えてください。
私自身は嘘をつかれていたことで、親に対して不信感を抱きました。
「女の人には赤ちゃんの通り道があって、そこから生まれてくるの。おしっこの穴、うんちの穴、そしてその間にもう1つ穴があって、赤ちゃんはその真ん中の穴から生まれてくるのよ。」と教え、
「赤ちゃんの通り道を膣といい、その奥に赤ちゃんを育てる子宮があること。男の人には膣や子宮がないこと。」
そして、「そこは、とても大事なところであること」も話してあげてください。
生命の誕生への関心は成長の印です。
どんな質問でも受け止めてあげましょう。
また、お母さんは初めてお腹の赤ちゃんが動いた時の気持ち、産む時はどんなに頑張ったか、産声を聞いた時や抱っこをした時の感動、家族が祈るような気持ちで待っていたことや誕生を喜んだことなども話してあげましょう。
きっとお子さんにとって、生きていく上での力になることでしょう。
【drop雑誌(令和2年7月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- 「私はどこから生まれてきたの」と聞かれたら正確に爽やかに教えてあげましょう
- 「女の人には赤ちゃんの通り道があるのよ」
- 「通り道は膣といい、その奥に赤ちゃんを育てる子宮があるの」
- 「男の人には膣や子宮がないのよ」
- 子どもに嘘を教えると不信感を抱きかねません
- 生命の誕生への関心は成長の印です
- お母さんが赤ちゃんを産んだときの苦労・感動・喜びを話してあげると、子どもにとって生きていく上での力になるでしょう
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、新米mamaへ育児のコツ・アドバイスをお届けします♪