パンツに、白いネバネバした白いものがついて、心配する女の子がいます。
それは、膣から出てくる分泌液で、「おりもの」といいます。
おりものは、月経が始まる1~2年前から見られます。
順調に成長している”しるし”です。
初潮がくるまでの期間は、かなり差がありますが、だんだん月経が来ると思ってよいでしょう。
おりものは、二つの役割があります。
膣の中に、ばい菌が入るのを防ぐ役目と、膣の中を乾燥させないように守る役目です。
正常な、おりものの量には、個人差があります。
疲労、体調不良、風邪などで増えることもあります。
おりものが気になって、おりものシートを使う人もいますが、長い時間使い続けると、かぶれの原因になることもあります。
シャワーで清潔にし、ショーツをこまめに替えてみるのも、よいでしょう。
それから、膣の中まで洗うのは禁止です。
常在菌である「善玉菌」を流してしまいます。
大人の女性の中には、おりものの量や、性状など微妙な変化から、月経や排卵を確認する人もいます。
【drop雑誌(令和3年5月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- 「おりもの」があるのは、順調に成長している”しるし”なので、気にしないでください。
- 「おりもの」には、次の二つの役割があります。
- 膣の中に、ばい菌が入るのを防いでくれる。
- 膣の中を乾燥させないように守ってくれる。
- 日常生活では、次のことに注意しましょう。
- おりものシートを使うときは、長い時間使わない。
(長い時間使うと、かぶれの原因になります。) - 膣の中まで洗わない。
(膣の中のばい菌を退治してくれる「善玉菌」を流してしまいます。)
- おりものシートを使うときは、長い時間使わない。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪