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幼児期の性器さわりは、一過性のもので、ほとんど問題ありません。

多くの場合、なんとなく触っているだけのことであり、止めさせる必要はありません。

性別を問わず女の子も同じです。

さわる原因として最も多いのは、「かゆみ」です。
たいていは「性器を不潔にしているから」で、入浴の時など、おちんちんの包皮をむいてチェックし、汚れがたまっていたり、赤くなっていたら、きれいに洗い流しましょう。

くれぐれも清潔に心掛けてください。

ただ、スキンシップ不足などの満たされない気持ちの現われであることもあるので、何か悩んでいないか子どもの様子を注意してみましょう。
その場合は、スキンシップをたっぷりしてあげてください。

性器さわりをしているのを見たら、叱ったりしないことです。
罪悪感を持つことがありますので、禁止しないでください。

人の見ている前で性器をさわるのは、お行儀の悪いことであり、不快な気持ちにさせます。
ですので、「人に見られない場所ですること」「きれいな手で優しくさわること」などのマナーを伝えましょう。

性器さわり自体は禁止せず、マナーを繰り返し伝え、見守ってください。

【drop雑誌(令和3年7月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 幼児期の性器さわりは問題ないので、禁止する必要はありません。
  • 性器さわりの原因は下記です。
    • 不潔にしていることによる「かゆみ」が最も多い。
      ⇒入浴時などに、汚れをきれいに洗い流してあげる。
    • スキンシップ不足。
      ⇒スキンシップをたっぷりしてあげる。
  • 性器さわりについて、お子さんに下記のマナーを守るように繰り返し伝えましょう。
    • 人に見られない場所ですること
    • きれいな手で優しくさわること

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪