お母さんは自分の子どもに「自分のことが好き?自分のことが嫌い?」と聞いたことはありますか?
「自分のことが好き!」と手を挙げる子は10人に2~3人位です。
「毎日の生活の中でよく考えてみてね」とちょっと時間をとって考えさせるのですが、自分の良いところが見つけられなくて、泣きそうな顔をする子どももおり、かわいそうで切なくなります。
理由を聞くと「ママは〇〇のこと怒ってばかりいる。だから○〇はいいところは何もないの。」と返ってくる。
子どもは親に愛されたいと思っています。
大好きな母親から怒られてばかりいると、そのことが自分の性質だと思い込んでしまいます。
たとえば、「早く片付けなさい」「寝なさい」「お支度しなさい」「食べなさい」「しょうがない子ね」「何回言ったらわかるの」「いい加減にしなさい」「何をやってもダメね」などなど・・・。
「ダメ」ではなく「~してほしい」と具体的な行動を話し、できたことを認めて褒めることです。
母親は良い子に育てようと一生懸命だから怒るのだと思います。
が、しかし、怒ることで子どもに教えることができれば良いですが、怒ることで逆効果になることもたくさんあります。
怒ってばかりいては、一生にわたって大切な『自己肯定感』は高めることができません。
日常、子どもに接する中で欠点を見つけるのではなく、良いところや「こうなったらいいな」と思うところをできるだけ見つけて、口に出して子どもに伝えてください。
きっと子どもは、喜びや希望を見つけていくでしょう。
そして、 子どもの自己肯定感を育てていくには、親自身が自分を認め褒めることが大切です。
【drop雑誌(令和3年10月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- 自分のことが好きな子どもは、10人に2~3人位です。
- その理由は、親に怒られることが多く、自分の良いところがみつけられないからです。
- 親に怒られてばかりいると、子どもの自己肯定感が高まらず、自信のない子に育ってしまいます。
- 子どもに何か問題があったときは、単にダメだしするのではなく、「~してほしい」と具体的な行動のしかたを話してあげましょう。
- そして、できたことを認めて褒めてあげましょう。
- 実は親御さん自身がご自分を認め褒めてやることが、子どもの自己肯定感向上につながるのです。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪