4歳くらいになると「おしりぷりぷり~!おしっこ~うんち~」などと、家の中や外でも連呼している子どもがいます。
大人にとっては、生殖器や性に関する言葉なので、ヒヤリとしませんか?
しかし、子どもにとっては、トイレトレーニングをし、ようやくトイレのリズムができ、排泄することに対してすっきりとした感覚をもっているので、その場所は大好きなのです。
よって、禁止することは”なかなか難しい”ようです。
「〇〇ちゃんはそれを言うと楽しいかもしれないけど、それを聞いて嫌な気持ちになる人もいるよ。
だから家の中ではいいけど、家の外では絶対に言わないようにしようね。」と、繰り返し伝えたらどうでしょうか。
あるいは、子どもと約束して徹底させましょう。
そのうち言わなくなるので、"見守っている"といいと思います。
子どもにとっては、すごいプレッシャーなのに、その上、強く叱ったり、強い口調で注意すると、今後、子どもと命や体の話をする”きっかけ”がなくなってしまうので注意してください。
【drop雑誌(令和4年3月号)・会津助産師の家 おひさま】より
今回のまとめ
- 大人にとって不快な言葉(うんち・おしっこ)も、子どもにとっては素直な感情表現にすぎません。
- 成長するにつれて、こうした言葉を発することもなくなります。
すぐに改まるのは難しいので、家の中では”見守ってあげる”ことも大切です。 - 子どもが、「おしっこ~ うんち~」と連呼しても、決して強く叱らないでください。
- 家の外で言うときは、本記事の例文(緑文字)を参考に、繰り返し言い聞かせましょう。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪