基礎体温をつけ、排卵後の高温期にさまざまな不快症状が毎回周期性にみられた場合、PMS(P・・・身体的、M・・・精神的、S・・・社会的)を診断される。
月経前3~10日の黄体期の間、症状が続き、月経が始まると減退ないし消失するというもの。
症状はイライラ、のぼせ、下腹膨張感、下腹痛、腰痛、頭重感、怒りっぽくなる、頭痛、乳房痛、落ち着かない、憂鬱が順に多く、その他”むくみ”あるいは体重増加を主とする場合もある。
原因は不明であるが、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの不均衡説、精神的葛藤説、社会的不安説などが考えられている。
大人だけでなく、思春期の子どもでも生理があれば、誰でもPMSになる人はいるが、40歳から更年期にかけて多いと言われている。
どんな症状が現れるかは”個人差が大きく、症状の程度も人それぞれ”である。
【drop雑誌(令和4年9月号)・会津助産師の家 おひさま】より
今回のまとめ
- 月経前症候群「PMS」とは、月経前3~10日の間つらい症状が続き、月経開始とともに減退・消失するというものです。
- 症状はイライラ・のぼせ・下腹膨張感・腰痛・頭痛・乳房痛などがあり、個人差があります。
- 原因は不明ですが、ホルモンの不均衡説、精神的葛藤説などと考えられています。
- 初経を迎える10代から閉経を迎える50歳前後までの女性に起こりやすいです。
- 排卵後の高温期にさまざまな不快症状が毎回周期性にみられた場合、月経前症候群「PMS」と診断されます。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪