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このことは、私が小学生の性教育で、生徒から質問があった項目のひとつですが、家庭で子どもに同じようなことを聞かれたことはありませんか?

双子には、”一卵性双生児”と”二卵性双生児”の2種類があります。

一卵性双生児は、受精卵が細胞分裂を重ねていく途中、何かの拍子で二つに分かれて、それぞれ赤ちゃんに育って生まれてきた場合です。
性別も必ず同性で、遺伝子も同じで、外見上では見分けが出来ないほどよく似ています。

二卵性双生児は、何かの拍子で卵子同時に二つに排卵され、それぞれ一個の精子と受精した場合です。
女の子と男の子が生まれることも、ふたりとも女の子、ふたりとも男の子が生まれることもあります。
二卵性双生児は、別々の受精卵から育つので、それほど似ていません。<次号へ続く>

【drop雑誌(令和4年11月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 双子には、一卵性双生児(いちらんせいそうせいじ)と二卵性双生児(にらんせいそうせいじ)の2種類があります。
  • 一卵性双生児は、ひとつの受精卵(じゅせいらん)から生まれた双子のことで、次の特徴があります。
    • 遺伝子情報がほぼ100%同じ
    • 性別・血液型が同じ
    • 外見がそっくり
  • 二卵性双生児は、ふたつの卵子(らんし)がそれぞれ精子(せいし)と同時に受精(じゅせい)して発生した双子のことで、次の特徴があります。
    • 遺伝子情報が50%くらい同じ
    • 性別・血液型が同じ場合と異なる場合がある
    • 外見がそれほど似ていない

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪