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小さい子どもは、お腹の真ん中にある「おへそ」が何なのか不思議でしょうがありません。

子どもには、「おへそを出していると、カミナリさんにとられるよ」とか「ママのお腹にいたとき、ママとつながっていた命綱だよ。」などと話しているでしょうか。

本当におへそって何だろうね。

赤ちゃんのおへそはママのお腹にいたときは、とても長かったのです。(へその緒は約50㎝)
長いおへそは、赤ちゃんが生きていくのに必要な酸素や栄養素を自分の力で得ることができないので、ママの血液から、酸素と栄養をもらって、いらなくなった二酸化炭素や老廃物をママの血液に返しているのです。

そのようにして、赤ちゃんは、ママのお腹の中で大きくなっていきます。

子どもに、無事に生まれてきてくれた喜びや、へその緒を保管してあれば見せてあげてください。

赤ちゃんが生まれると、おへそから約5㎝のこしてハサミで切り、クリップや糸で縛ります。それが干乾びて取れた跡がおへそなのです。
まん丸縦長横長「の」の字などいろんな形があるよ。

それからカミナリはおへそなど取りません。
お腹を出していると、冷えて体に悪いので、カミナリがなったらお腹をしまいましょうね。

【drop雑誌(令和5年1月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 赤ちゃんが母体とつながるための”ひも状の器官”を「へその緒」といいます。
  • 赤ちゃんは「へその緒」のおかげで、生きていくのに必要な酸素や栄養素をママの血液からもらって成長していきます。
  • 赤ちゃんが生まれると、「へその緒」を切ってクリップや糸で縛ります。それが干乾びて取れた跡が「おへそ」になるのです。
  • 「へその緒」を保管してあれば、ぜひ子どもに見せてあげてください。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪