お子さんに、こんなことを聞かれたママは多いと思います。
小さい子供にとって不思議で仕方がないのです。
ママには、子宮という特別な袋があって、その中で約280日かけて育っていくので、”食べたものと一緒ではない”ことを話してください。
そしてお腹の中では、生まれてから生きていけるように準備をしています。
卵子と精子が出会ってわずか6週間後から自分の心臓で、ドクンドクンと命の鼓動を始めます。
また自分の指をしゃぶって、おっぱいを飲む練習や、生まれたら自分で呼吸ができるように、肺の訓練をしています。
目も見えるようになります。耳も聞こえるようになるので、話を聞いていたかな?
生まれる赤ちゃんの最初の仕事は、水の中の呼吸(羊水の中に浮かんでいる)から、空気中の肺呼吸への切り替えをすることです。
大変な労力が必要なので、なかなか発生できない赤ちゃんもいます。
この時の第一声は、泣き声ではなく、”うぶ声”といいます。
この”うぶ声”を聞いて初めて、”元気な子が生まれた”とホッとするのです。
お腹の中ですでに生きる力をつけてくる赤ちゃんって、本当にすごいと思います。
赤ちゃんを産むために、ママもパパも、周りの人みんな頑張ったこと、そして大切に育ててきたことを伝えてください。
【drop雑誌(令和5年2月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- 赤ちゃんはママのお腹(子宮)の中で約280日かけて育っていきます。
- その間、お腹の中で生まれてから生きていけるように準備をしているのです。
- 様々な練習や訓練を重ね生きていく準備ができると、うぶ声をあげて誕生します。
- 赤ちゃんを産むために、ママもパパも、周りの人みんな頑張ったこと、大切に育ててきたことを伝えてあげてください。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪