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男の子を育てている保護者からは、「男の子のおちんちんについてよく分からない」という悩みが意外に多い。

赤ちゃんはみんな包茎(ほうけい)です。

この時期は包皮内を清潔に保つために、無理しない程度に洗った方がよいのです。

おちんちんは成長とともにむけていく場合がありますが、早いうちからむいて清潔にいていれば炎症の予防にもなります。

始める時期は、赤ちゃんの時からでも、幼稚園・小学生になってからでも、いつでもよいのですが、早い方が親としてはやりやすいです。

なぜなら、寝返りを打つようになってくると、やりにくくなるし、大きくなるほど亀頭(きとう)部の刺激は嫌がります。
また、小学生になると触らせなくなります。

包茎が少しずつむけるようになっても1日むかないでいると、また包皮と亀頭部の癒着が剥がれるときに少し出血するので、子どもが泣き出すまでやってはいけません。

焦ることはありません。

少しずつ毎日やっていると必ず冠状溝(かんじょうこう)が見えるようになるので、ここまでがゴールです。

そうすると、こどもはいつでも自分で洗えるようになり、清潔を保つことができるようになります。

亀頭部が完全に露出できない場合は、包皮の中は石鹸を使わず、お湯だけで洗います。

石鹸が残っていると、炎症の原因になります。

むいたら必ず元に戻す”ことは、教えてください。

【drop雑誌(令和5年5月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 赤ちゃんの”おちんちん”は包茎。
    (包茎とは、おちんちんの先端に皮がかぶさっている状態)
  • 包茎は炎症の原因になるので、”少しずつ”剥いてあげるのがオススメ。
    • 始める時期は早い方がやりやすい
      (個人差はあるが、だいたい4~5歳くらいから剥けるようになる)
    • 焦らず、”少しずつ剥く”のがコツ
    • 痛がる場合は、無理があるので止める
    • 包皮の中は石鹸を使わず、お湯だけで洗う
    • 少しずつやって、冠状溝(かんじょうこう)が見えたら完了
  • これをやってあげると、こどもは自分で洗えるようになります。
  • ”むいたら必ず元に戻す”ことは教えてあげましょう。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪