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2歳くらいになると体の仕組み、その他いろいろ聞くようになります。
不思議で知りたくてしょうがないのです。

この時期は聞かれたことの何について知りたいのか、その事だけをその子の成長に合わせて分かり易く話せばいいのです。

大切なのは何度も繰り返し話してあげることです。
そして、正しいことをきちんと伝えること
あとで嘘をつかれたと知ったとき、親に対する不信感を持たれたら困りますよ。

うちの子はまだ何も聞かない...」というお母さんもいらっしゃいますが、まだその成長に達していないか、気軽になんでも話せる家庭環境になっていないか考えてみてください。

今、絵本やマンガ等教材はいろいろあるので、親も子どもと一緒に学ぶと楽しいです。

また、身近にいる虫、魚、動物系の性行動を例にして具体性を持たせたり、テレビや世の中の話題が出たときに機会を見つけて話題にしたり工夫している人もいます。
明るく楽しく話をすることが基本です。

親の大切な役割は子どもとしっかり向き合い、たくさん対話することです。

今までの人生を振り返り、生き方のアドバイスや自分の考えを伝えることができます。
それを語れるのは”お父さんお母さん”が一番ふさわしいのです。

子どもはそのような中から親の愛情を感じるはずです。
また親が家族に愛情をもって生活している姿から、子どもは愛情をたっぷり受け、愛とは何かを学ぶのです。

ある母親が、この春中学生になった娘に「いろいろ教えてくれてありがとう。」と言われたと、目をうるうるさせていました。
性教育は人間教育でもあると思います。

【drop雑誌(令和5年10月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 2歳児くらいから体の仕組みなどについて、いろいろ聞いてくるようになります。
  • 子どもに聞かれたら、その子の成長に合わせて、正しいことを何度も繰り返して話してあげましょう。
  • 子どもが何も聞いてこないときは、次のことを考えてみてください。
    • 子どもの成長に達していない(成長には個人差があります)
    • 気軽に話せる家庭環境ではない(子どもに話しかける機会を増やすなど、子どもの話を意識的に聞くように努力してみてください)
  • 親の大切な役割は子どもとしっかり向き合い、たくさん対話することです。
  • 子どもは親とのたくさんの対話の中から愛情をたっぷり受け取り、豊かな人間に成長していきます。
  • 何を話したらいいのかわからないときは、次のことを参考にネタを考えてみましょう。
    • 身近にいる虫、魚などの動物系の性行動を例にして、人間の性行動を説明してみる
    • テレビや世の中の話題が出たときに機会を見つけて話題にしてみる
    • 今までの人生を振り返り、生き方のアドバイスや自分の考えを子どもに伝えてみる

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪