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高校1年生の男子生徒から「ピルってどんな薬?」と質問がありました。

僕の友人たち(男)も”女性用の避妊薬”という知識だ。また、性的接触については、半数以上が認めていると思う。僕は好きな人も付き合っている人もいない。」とのこと。

避妊したらどうするか、具体的に避妊をどうしたらよいかという深刻な相談ではなかった。

この年齢の性知識は、かなりの差があると感じる。
しかし、この時期は、性や男女の在り方について、自ら確立する大事な時期です。

どう対処していけばよいか、その為の正しい知識、態度、行動を学ばせなければならないのです。
また、マスコミの性教育や社会的風潮に対して、正しい判断ができることも必要です。

性とは、一生付き合っていかなければなりません。

性とはどう考えるかを真剣に考えてほしいこと。
それは、人生の幸か不幸かに左右すること。
愛情のない性的接触は、性的欲求を満たすことはできても、真の幸福は得られません。

性と愛は分離するのではなく、一体として考える大切さを伝えました。

モラルのない性が広がっている中で、どのくらい伝わったのか分かりませんが「性と愛の一体」の考え方だけは理解してほしいと祈っています。

次回は質問のピルについて書きます。

【drop雑誌(令和5年11月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 高校生に対する性教育は、下記ができるように学ばせることが望ましいです。
    • 性や男女の在り方について自らの考え方を確立する
    • 男女の性問題についての対処法(正しい知識、態度、行動)
    • マスコミの性教育や社会的風潮に対する正しい判断
  • 上記学習が難しければ、「性と愛の一体」の考え方だけは理解させてください。
  • 「性と愛の一体」とは、性と愛は分離するのではなく一体として考えるということ。
  • 「性と愛の一体」が理解できると、子どもの人生にとって下記のような良いことがあります。
    • 愛情のない性的接触はしない(性トラブルに巻き込まれなくなる)
    • 愛する人といっしょに真の幸福が得られる
    • 幸せな人生を送れる

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪