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ある中学生の保護者から「最近テレビなどで(性の同意)という言葉を耳にするが、私の時代には聞いたことのない言葉なのでよく分からない。教えて欲しい」ということでした。

近年、性暴力・性被害のことは今までタブー視されていたが表面化し、各メディア等で報道され知られるようになったと思います。
どの世代の方にも大切なことなので書きました。

「性の同意」とは、相手のからだに触れる全ての行為、すなわち性行為だけでなく、口づけ、ハグするなど...相手も望むかどうか確認することをいいます。

性的同意について考えるときに大切にしてほしいことは、

  1. 毎回確認すること
  2. 対等な関係で
  3. 強制しない

ということです。

どのようにして確認するか想像してください。

アクションを起こすのは男性女性どちらでもよいのです。
素直に言葉で伝え、相手の気持ちを確認し、お互いが心からOKしていることが大切です。

また、「イエス」「ノー」をはっきり相手に伝えることも大事です。
はっきりとした「イエス」だけが、きちんとした同意です。
同意がなければやめるべきです。

相手を大切と思える関係は、幸せで楽しく長続きします。

性被害は同意の有無が、性犯罪になるかどうかの判断のポイントになるのです。
※詳しくは法務省のページをご覧ください

「同意」を確認することは、性的なことだけでなく日常生活においてもたくさんあり、大切なことです。

【drop雑誌(令和6年8月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • 「性的同意」とは、相手のからだに触れる全ての行為、すなわち性行為だけでなく、手をつなぐ、口づけ、ハグするなど...相手も望むかどうか確認することをいいます。
  • 性的同意については、次のルールを必ず守りましょう。
    1. 毎回確認する
    2. 対等な関係でおこなう
    3. 強制しない
  • アクションを起こす際は、次の点に注意してください。
    • 素直に言葉で伝え、相手の気持ちを確認する
    • 「イエス」「ノー」をはっきり伝える
      (※はっきりとした「イエス」だけが同意です。)
    • はっきりと相手の「イエス」が確認できなければ、同意はないとみなし、相手のからだに触れるのはやめるべきです
      (※性的同意のない性的な行為は性暴力です。)
    • もちろん女性から確認しても良い
  • 性被害に遭ったとき、性的同意の有無が、性犯罪になるかどうかの判断ポイントになります。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪