家庭の中で男の子に、女の子の月経についてどのくらい教えていますか?
女の子を冷やかしたり、ナプキンを取り上げて見せびらかしたりして笑いをとったりする男の子がいると聞きます。
女の子にとっては、10代から50歳くらいまで月1回くる月経は健康のしるしなのです。
月経のことを話すのは、今ではもう恥ずかしいことでも、タブーなことでもありません。
女の子の体の仕組みを知り、男の子がサポートできることはたくさんあります。
家庭では何をどのように伝えたらいいか考えてみましょう。
月経について、男の子に真剣に考えてもらい、思いやりのある優しい子に育ってほしいと思っています。
男の子に月経について聞いたことがありました。
「女の子のお尻(またはおまた)から月1回血が出る」
「赤ちゃんを作るのに関係しているようだ」
「お腹が痛くなったり、イライラしたりする」などでした。
男の子に伝えて欲しいこと。
- 月経の仕組み
- からだの変化とこころの変化(個人差があること)、マイナートラブル時の付き合い方
- 生理用品(ナプキン、タンポン、月経カップなど)やショーツ
- 男性にもできるサポートなど
妊娠すると月経が止まることを知らなかったり、生理用品を見たことがなく使い方を知らなかったりする男の子もいます。
月経になると辛い人がいることを分からない子もいます。
月経は”からだの大切な機能”であることを理解し、尊重する男性になってほしいと思います。
※月経のことを、生理現象のひとつなので「生理」とも言います。
【drop雑誌(令和6年12月号)・会津助産師の家 おひさま】より
- 女の子の月経について、ご家庭で男の子に教えてあげることが大切です。
- 悲しいことに月経に関して全く理解のない男の子がいて、下記のような無礼・無知が見受けられるのが現状です。
- 冷やかしたり笑いものにする
- 生理用品の使い方はおろか、見たことすらない
- 月経になると辛い人がいることも分からない
- ご家庭で、何をどのように伝えたらいいか考えてみましょう。
- 男性に対して月経について話すことは、恥ずかしいことでも、タブーなことでもありません。
- ぜひ本文の囲み枠(オレンジ色)の項目について、男の子に教えてあげましょう。
※どう説明してよいか分からないときは、おひさまスタッフがサポートしますのでお気軽にご連絡くださいね。 - 月経について真剣に考えることを通して、女の子を理解し尊重できる思いやりのある優しい男の子に育って欲しいです。
今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪