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最近、高齢者11名と集まり懇談する機会があった。

最近、テレビでLGBTという言葉でなく、SOGIと表現している人がいたが、どう違うか分からない」と言っていた。

気になったので、書きます。

L(レズビアン⇒女性の同性愛者) G(ゲイ⇒男性の同性愛者) B(バイセクシャル⇒両性愛者) T(トランスジェンダー⇒生まれた時の性別にとらわれない性別のあり方を持つ人) SO(セクシャルオリエンテーション⇒男性・女性、または男性と女性の両方に対して、恋愛感情や性的関心を持つこと) GI(ジェンダーアイデンティティ⇒自身の性別を自分でどのように認識しているかということ)

LGBTとSOGIは別々の単語ですが、LGBとSOは性的指向(好きになる人の性)、TとGIは性的自認(自分の性別を自分でどう認識しているか)ということで、同じ意味なのです。

同性の人が好きな人もいるし、他人に性的関心や恋愛感情を持たない人など種々いるということで、正解はないのです。
普通に受け入れることが、大切です。

性的指向、性自認は変化することを知っていますか?
ですから、大きくなるまで性のタイプを決めないでいいと思います。
元に戻る人が多い、と言われています。

「男の子がスカートをはきたい」とか、女の子が男の子の恰好をするなどの性的違和感と性的指向は別なので、小さいうちは見守ってあげることです。

性的指向は、ほとんどの人が思春期以降に気づきます。
からだの性と心の性の違和感がある辛さは、どれほどでしょうか。
少数の人というだけで、異常でも何でもないのです。

日本では、まだまだ今の社会状況は厳しいようです。

性別の違和感を相談したいときは、専門医がいる病院やクリニックがあります。

【drop雑誌(令和7年1月号)・会津助産師の家 おひさま】より

今回のまとめ
  • LGBTとSOGIは、どちらも性的指向と性的自認を表す単語で、同じ意味です。
    • LGBとSO・・・性的指向(好きになる人の性)
    • TとGI・・・性的自認(自分の性別を自分でどう認識しているか)
  • 日本では、まだまだ「男性は女性と恋愛をし、女性は男性と恋愛をする。それ以外は異常者だ。」といった固定観念に縛られる人が多く、LGBTやSOGIの人に偏見や差別意識を持つ人が少なくありません。
  • 性的指向は、ほとんどの人が思春期以降に気づきますが、周囲からの偏見や差別的言動によって、傷つき悩んでいます。
  • LGBT・SOGIの人は、性的少数者というだけのことで、決して異常者ではありません。普通に受け入れ、見守ってあげましょう。
  • 性的指向と性自認は年齢とともに変化し、元に戻る人が多いので、大きくなるまで性のタイプを決める必要はありません。
  • 性的にも多様な個性を尊重し合い、偏見や差別がなく暮らしやすい社会になることを願っています。

今後も「会津助産師の家 おひさま」のベテラン助産師が、子育てのコツ・アドバイスをお届けします♪